西蔵(チベット)自治區(qū)日喀則(シガツェ)市にある扎什倫布(タシルンポ)寺醫(yī)院は、西蔵の僧侶が開く醫(yī)院としては最も大きい。
同醫(yī)院の歴史は古く、1951年の西蔵解放までは現(xiàn)地で唯一の醫(yī)療機関だった。當時は2~3部屋の平屋だけで、醫(yī)療を受けられるのは高僧や貴族、高級官僚に限られていた。
現(xiàn)在、醫(yī)院の敷地面積は1400平方メートルになり、診察室や點滴室、レントゲン室、薬局などが揃っており、扎什倫布寺の僧侶が無料で診察を受けられるだけでなく、農(nóng)牧民も格安で治療を受けられる。診察のため訪れる患者は1日200人以上。
診察?治療にあたる僧侶4人は、西蔵の伝統(tǒng)的な醫(yī)薬品「蔵薬」や西洋薬を使った治療を行う。院內(nèi)で60種類以上の「蔵薬」を生産できる。
寫真(左):醫(yī)師としての勤務を終え、袈裟に著替える辺巴頓珠さん
寫真(右):患者の脈を取る僧侶?辺巴頓珠さん
「人民網(wǎng)日本語版」2004年12月16日