第二次世界大戦中、中國を侵略した舊日本軍による細菌戦の國家賠償を日本政府に求める訴訟の第2審第9回公判が7日、東京高等裁判所で開かれ、華東政法學院の管建強副教授(國際法)が訴訟開始以來初の中國トップ級法學専門家の証人として出廷した。
同日の審理は3時間かかり、証人は管副教授のほか、常徳市原告の熊善初氏、寧波市原告の胡賢忠氏の計3人が出廷した。原告団の王選団長は「今回の法廷審理の効果は期待できる。管副教授の出廷は、細菌戦訴訟が始まって以來、初の中國法學専門家による証言だからだ」と語った。
管副教授は5萬字に及ぶ原稿を用意し、法廷で1時間半にわたって陳述した。管副教授は主に1972年の「中日共同聲明」を基に、中國政府は中國の民間人による対日賠償請求権を放棄していないことを論証した。
「人民網日本語版」2004年12月8日