貧困撲滅を目指す國家扶貧開発指導(dǎo)チームの劉堅副チーム長(扶貧弁公室主任)は7月16日、最低限の衣食を保障できる生活レベル「溫飽」に達しない「貧困人口」が、昨年に比べ減少せず、逆に80萬人増加していることを明らかにした。現(xiàn)在の貧困人口は約3000萬人だ。
「貧困人口」とは、1人當たりの年収が637元を下回る人々を指す。
中國青年報社會調(diào)査センターが今年7~8月に実施したアンケートでは、貧困人口が減少せず、逆に増加したことについて、「意外だとは思わない」と答えた人が回答者の56%を占めた。
政府が貧困人口が3千萬人というデータを公表したことについて、「數(shù)字の公表から、政府の見識と自信が感じられる。一般市民の『知る権利』が以前より拡大した」との答えた人が84%を占めた。同時に「実際はこの數(shù)字に留まらないだろう」とする悲観的な意見も77%に達する。
また、回答者の學(xué)歴が高いほど、貧困人口増加の原因について「一部の立ち遅れた地域では、マクロ経済発展による恩恵がますます受けにくくなっている」との回答が多い。この観點は同時に、地級市、計畫単列市(政令指定都市にあたる)、省中心都市などの回答者に共通する意見でもある。
問題の解決方法については、「貧困者の職業(yè)技能訓(xùn)練に力を入れる」との答えが81%を占めたことから、貧困緩和のカギは、貧困者自身の技能向上だとの考えが多いことが分かる。また「國家は貧困撲滅を強化し、資金の使用効率を高めるべきだ」との答えは全體の3分の2、「社會保障制度を完備してこそ問題の根本的解決につながる」との答えは63%、「貧困人口を資源環(huán)境の劣悪な地方から移動させる」との答えは22%をそれぞれ占めた。
同調(diào)査は2004年7月26日~8月23日に実施され、全國31の省?自治區(qū)?直轄市から757通の回答が寄せられた。
「人民網(wǎng)日本語版」2004年9月13日